「回転式破砕混合工法による建設発生土リサイクル技術」はNETIS登録技術(KT-090048-VE)です。
近年、建設工事の発生土は埋め戻しに再利用することが基本となっています。
そのまま埋め戻すことが出来ない発生土は改良しますが、従来の工法では改良が困難な粘性土や軟岩は処分されていました。
回転式破砕混合工法は、適用土質範囲が従来工法より広く軟岩から粘性土まで改良できるため、建設発生土リサイクル率の向上が可能です。
混合性能に優れており、また高含水比粘性土供給機を使用することで、通常改良できなかった高含水比の粘性土の改良も可能としました。高含水比粘性土に砂質土や石灰等の添加剤を均質混合することにより高品質の改良土を提供します。
従来の混合工法の場合
回転式破砕混合工法の場合
【現場施工例】高含水比粘性土に砂質土を混合して品質を改善し、遊水地築堤土として利用。
改良土の品質:細粒分含有率 15%≦Fc≦50% コーン指数 400kN/m²以上 締固め度 最低90%以上
回転数を制御することで破砕と混合が同時にでき、改良土の粒度調整を可能とします。
軟岩(粒径200㎜程度)
【現場施工例】一次破砕した軟岩とシラスを混合破砕して粒度改善し、再利用。
改良土の品質:細粒分含有率 27%≦Fc≦55% コーン指数 1200kN/m²以上
回転式破砕混合工法プラントに振動ふるい機や風力選別機を併設することにより、(1)粒度改善、(2)強度改善、(3)草根ゴミ分別除去の3つの改良を1プラントで可能にしました。
【現場施工例】土砂・石灰混合による粒度・強度改善とともに地下茎やゴミをきれいに分別
改良土の品質:細粒分含有率 15%≦Fc≦50% コーン指数 1200kN/m²以上 葦地下茎及びゴミの除去